髪を美しく保つにはまず髪を傷ませないことがめちゃくちゃ重要だと思っている寒川 京(サンガワ ケイ)です。
名古屋駅から徒歩5分ぐらいのテクライズというお店でスタイリストをしています。
ホットペッパーのご予約はこちらから↓↓↓
新規のお客様からのお声で結構多いのが
「いつも髪の色が抜けて黄色っぽくなってしまうんです。」
というお声。
まずはなぜそうなるのか。
髪の中にはメラニン色素という髪の毛を黒く見せている色素が存在します。
一般的なヘアカラーはこのメラニン色素を分解して髪を明るくしながら、同時に赤やオレンジ、ピンクやアッシュなどの色味を入れています。
しかし、髪の中に入れた色味は日が経つにつれて髪の中から抜けていってしまいます。
そうするとメラニン色素が分解された髪本来の色になります。
以下の写真は単純に色味を入れずメラニン色素だけを分解した状態の髪の色の見本です。
髪のメラニン色素だけを分解していくと茶色っぽい感じからだんだん黄色くなっていくのがわかります。
人によってはもっと赤味が強くてオレンジっぽい感じになりやすかったり、逆に赤味が少なくもっと黄色っぽくなりやすかったりもします。
そしてここからが重要なんですが、
一般的なカラー剤は上記にも書いた通りメラニンを分解しながら色味を入れています。
なので、同時に入れる色味の分だけ希望する明るさよりメラニン色素を余分に分解して少し明るくしているのです。
だから日にちが経って、入れている色味が抜けてしまうと染めた時よりも明るくなってしまうのです。
そしてさらに、
後日その抜けてしまった中間から毛先の髪にもう一度カラーしますよね?
一般的には毛先を染める場合、カラー剤の2剤に含まれる過酸化水素の濃度を薄くしてメラニン色素を分解するパワーを弱めて、色味が発色する方を優先させるようにして染めたり、カラー剤の1剤に含まれるアルカリの量を低くしてメラニンをあまり分解しないようにすることが多いです。
でもね、そうやって毛先には配慮していても実は毛先のメラニン色素は若干分解されてしまうんです。。。
なのでまた入れた色味が抜けてしまった後には前回染めた時よりも明るくなってしまうんです。
上記の写真でもわかるように明るくなって行けば行くほど髪は黄色っぽくなってしまいます。
これが繰り返されているので毛先はいつもキンキンになってしまうんです。
じゃあどうすればいいのか。
色々な考え方がありますが僕がずっと前からお客様にさせていただいている方法は
毛先を染めるときは明るくなる要素がないカラー剤で染めるということ。
これが僕がいつも言っている弱酸性カラーです。(ノンアルカリカラーとも言います)
今以上に明るくしない場合はこのカラー剤を使えば問題は簡単に解決できます。
髪を明るくしないのでダメージもほぼありません。
一般的なアルカリカラーで染めている人と比べると、カラーを繰り返しやった時の毛先の美しさが天と地の差です。
そんなこんなで髪の毛先がキンキンになってしまう理由とその対策でした。
何か質問等あればインスタや公式ラインからお気軽にメッセージください。
インスタグラムはこちらから
公式ラインはこちらから
もしくは @sangawakei で検索してください。
寒川 京
最新記事 by 寒川 京 (全て見る)
- 活動店舗変更のお知らせ EMANON(エマノン)名古屋へ-名古屋 縮毛矯正 寒川京- - 2022年6月7日
- 弱酸性縮毛矯正とアルカリ縮毛矯正の違いとは?名古屋 美髪師 寒川 京 - 2021年1月16日
- その髪の表面のパサつき実はカットが原因かも 【髪質改善】テクライズ寒川 京 - 2021年1月10日
コメント